エンタメの最高峰「直木賞」はどんな賞?歴代の直木賞受賞作も紹介します!

2019年の
直木賞受賞作が発表されましたね!

大島真寿美さんの
「渦: 妹背山婦女庭訓魂結び」が
第161回直木賞を受賞しました。

また、同時に発表されている
芥川賞の受賞作家も女性でした。

芥川賞は、今村夏子さんの
「むらさきのスカートの女」です。

今年は、二つとも
女性作家が受賞者に選ばれました。

さらに、直木賞の候補作家は
すべて女性作家ということで
話題になりましたね。

私も受賞作品を読んでみましたが、
さくっと読めてしまう程、
物語に入り込めてとても面白い作品でした!

内容を詳しく書き始めると、
止まらなくなるのでやめておきますが、
これは賞とれるわ…とつくづく思ったものです。

私も直木賞がとれるくらいの
文章力と才能が欲しい!!
一発当てて印税生活がしたい!!
あ、ついつい欲望が漏れてしまいました。

さて、今回なぜここまで
話題になったのかというと、
候補者がすべて女性作家だったからです。

過去にも同じことがありそうなものだ、
と思ったのですが今回が史上初のことでした。

文学に詳しい人に言わせると、
これは今の時代が反映された結果なのだそう。

女性がようやく、男性と同じくらい
文学界に進出することができ、
その結果が今回の候補者の顔ぶれなのです。

この意見によると、
直木賞は時代によってノミネートされている
作品に特色が現れるということになります。

これは、興味深い!!

文学賞の最高峰である直木賞が
時代によってその傾向を変えているとなると、

文学は日本社会を
表しているということになるでしょう。

今回は、社会と文学の結びつき、
文学は社会においてどんな役割を
持っているのかについて調査しました!!

そもそも直木賞って何だろう?

「文学うんぬんの前に、
 直木賞がなんなのかわからん!!」

確かに…!!

私も直木賞について知っていることは、
面白い小説が受賞できる、

受賞したら印税ががっぽがぽ
と言うことぐらいしか分かりません。

というわけで、直木賞とは
どんな賞なのか徹底的に調べてみました!

直木賞、芥川賞の選考基準

まず、この二つの賞の
選考基準について解説します!

直木賞、芥川賞共に発足当初は
無名の新人作家のための賞でした。

勢いのある新人作家を発掘し、
これからの活躍を後押しする、

文学界の発展のためという
理念で活動しているから、
候補者は当初新人に限られていました。

しかし、直木賞は1970年代ごろから
新人作家がノミネート
されにくくなっていきます。

その理由は、直木賞が大衆文学という
多くの人に読んでもらうことを
目的とした文学作品を
選考対象としていたためでした。

後に、大衆文学について説明しますが、
大衆文学は数売ってなんぼ、

というように作品が
商業的に力を持っているか、という点も

この頃から重要視され始めたのです。

そのため、無名の新人作家では、
候補に挙がった作品がいかに
面白くてもそれ一本で稼ぐ力があるのか、

と審査されてしまい、

選考の結果中堅作家が
受賞することが多くなったのでした。

現在では、直木賞は
新人及び中堅作家を審査対象としています。

もう一つの選考基準である
作品の長さについて見ていきましょう。

直木賞は短編から長編まで
作品の長さはオールマイティです。

対して芥川賞は大体原稿用紙
100枚~200枚ぐらいの短編~中編が
選考対象となっています。

芥川賞では良い作品でも
作品が長編であることが理由で
選考対象から外されてしまうことも
しばしばあるのです。

村上春樹さんの作品で、
中編として芥川賞に
ノミネートされていたものの、
長編になってしまったため、
選考から外されてしまったことがあります。

それはそれで残念な気がしますね。

直木賞の成り立ち

直木賞は、今年で
設立が84年目になります。

長い歴史を誇り、
日本文学界だけでなく
世間一般にも多大な影響を与える
大変に栄誉のある賞なのです。

賞の正式名称を
「直木三十五(なおきさんじゅうご)賞」
といいます。

この名前は、直木三十五という
過去の文豪からからとられているんですよ!

賞を設立した、1935年当時
初代文藝春秋社社長の菊池寛が、
友人の直木三十五を称えて、
彼の名前を賞に用いたのです。

直木三十五の代表作は
「南国太平記」という、
薩摩藩のお由羅騒動を元にした時代小説です。

この作品は何度も映画化がされ、
時代小説、時代劇ファンの間では
語らずにはいられない名作となっています!

直木三十五は、時代小説を
主に執筆していました。

また、時代劇の脚本も書いていたそうですよ。

ちなみに、社長の菊池寛も
文藝春秋社を創設する以前は作家でした。

彼の作品は多くの雑誌で
掲載されていて、どれも
人気作品ばかりだったようです!

そんな彼の代表作は、

「父帰る」

「真珠婦人」

「恩讐の彼方に」

この3作品で、「真珠婦人」は2002年に
ドラマの原作となりました。

その影響で、
菊池寛が再注目されるようになり、

長らく絶版だった「真珠婦人」も
復刊することになったのでした。

また、菊池寛はいわば頭のいい
真面目系くずだったのですが、

そこからの華麗な立ち直りが澪とで、
マジで頭いい人なんだな!

ということがよくわかります。

菊池寛という人物も、
日本の文学史に
大きな影響を与えた人物で、
興味のある方は彼について
調べてみるのも面白いです。
(Wikipedia:菊池寛

直木賞と並んで、大きな影響力を
持つ文学賞の芥川賞も、

直木賞と同じ
タイミングで創設されました。

直木賞同様に、親友だった
芥川龍之介に敬意を払って、
賞に彼の名前をつけることを決めたのです。

直木賞が設立された当時は、
まだ日本にはちゃんとした
文学賞がありませんでした。

そんななか、文藝春秋社が
発行していた文芸雑誌の中で、

文藝春秋社の編集者であった
川崎竹一が海外の文学賞に
ついての記事を掲載します。

この時の記事の内容は、

「日本にも文学賞作ろうよ!」
というものです。

これを見た社長の菊池は

「それな!!!!!」と強く共感し、
すぐさま文藝春秋社内で文学賞を
開設に向けて行動を開始しました。

直木賞は、見向きもされない文学賞だった

今でこそ、
多くのメディアに取り上げられる、
日本の文学賞の最高峰ですが、
設立当初は全く話題になりませんでした。

授賞式も新聞記者と文藝春秋社社員が
あわせて10人ぐらいしか集まらないような、
小規模なものだったそうです。

話題にされてない感がすごいですね。

受賞した作家たちも、受賞したから
といって仕事が増えるとか、
作品が話題になるとか、
プラスになることが
これといってありませんでした。

果たして受賞して意味があるのか…

と思っていた作家も多くいたでしょう。

「太陽の季節」の受賞

見向きもされない、
不遇の文学賞だった直木賞に
転機が訪れました。

1956年に石原慎太郎の
「太陽の季節」が受賞したことで、
賞の注目度が一気に高まります。

この、「太陽の季節」は
石原慎太郎が学生時代に
執筆した作品でした。

1956年当時、この作品は
日本社会に強い影響を与える、
ものすごくセンセーショナルな内容でした。

当然、「太陽の季節」はベストセラーとなり、
作中の登場人物のかっこや行動をまねた
「太陽族」と呼ばれる人々が生まれたのです。

近年でいうところの“アムラー”的な人々ですね!

カリスマが現れると、必ず、
リスペクトしすぎて見た目を
それっぽい感じにしちゃう人たちが現れます。

そんな彼らのこと「○○族」と呼び、
社会の教科書でもこの「○○族」は昭和の項目で
取り上げられていたのではないでしょうか。

教科書をチェックしてみてくれよな!

さて、本の流行に「太陽族」の登場、
社会に与えた影響力は計り知れないものでした。

「太陽の季節」は社会現象を巻き起こしたのです。

社会現象を起こすほどの作品を
直木賞受賞作として売り出したことによって、
自然と賞にも関心が向くようになりました。

そして、回数を重ねるごとに
賞は話題性を増し、現在のような
日本の文学賞の最高峰となったのです。

直木賞と芥川賞の違い

直木賞と芥川賞は同時期に生まれ、
その発展の過程も二つとも
同じような道のりを辿りました。

そのため、この二つの賞の違いを
知らない人も多くいます。

確かに、直木賞、芥川賞ともに
文学賞としては最高レベルだし、

受賞すれば本はとても話題になって、
印税がたくさんもらえるようになります。

違いがよく分かりませんね。

果たして、直木賞と
芥川賞の違いは一体なんでしょうか。

この二つの賞の違いは、

受賞対象となる作品の
ジャンルの違いです。

 

直木賞は“大衆文学”、
芥川賞は“純文学”が
選考の対象となります。

しかし、この“大衆文学”と
“純文学”の間には、
和食と洋食のような
明確な区切りがありません。

そのため、時折、直木賞でも
芥川賞でも賞にノミネート
されることがあるのです。

大衆文学と純文学

直木賞と芥川賞の違いは
“大衆文学”か“純文学”かという、
文学のジャンルの違いと言いました。

でも、この“大衆文学”と“純文学”の
違いもなんじゃらほい、
といった感じでよく分からないですよね。

そんな皆さんの疑問を解決しましょう!

大衆文学は、多くの人が読みやすく、
誰が読んでも楽しめるような
エンターテインメント性に
富んだ小説のことを指します。

対して純文学は、
エンターテインメント性よりも、
言葉の言い回しの美しさ、
小説の雰囲気の濃厚さを重視した小説です。

おそらく
読みやすさで言ったら、
大衆文学のほうが
読みやすいのではないでしょうか。

純文学においては、
作品の雰囲気が重要になります。

小説全体の雰囲気は、
雰囲気を作り出すテクニックが要求され、
キャラクターの心理描写だけでなく、

キャラクターがいる風景の再現や、
書かなければならないところ、
あえて書かないところ、

というようにいろんなことを
考えなければ作り出すことが出来ません。

また、この雰囲気は必ずしも
一般の読者全員に伝わらなくても良いのです。

大衆、つまり多くの人々に
向けることが重要ではなく、

伝わる人に伝われば良しといった
芸術性を文章で表現することが、
純文学において重要とされています。

簡単に言うと、イラストを
見るか絵画を見るかの違いです。

イラストである大衆文学はどんな人でも、
楽しめることが求められるので、
純文学より読みやすくなっています。

さて、大衆文学と
純文学の違いを説明しましたが、
実はこの二つの文学の間に
明確な境界線があるわけではないのです。

大衆文学の中にも、純文学のような
心の機微を巧みに描き
雰囲気のある物語に
仕上がっている作品もあれば、

大衆文学のように
読者を引き込む大胆で
エンターテインメント性にとんだ
純文学作品も存在します。

結局のところ、読み手の見方一つで、
この二つの境界線は
簡単に揺らいでしまうのです。

だから、時々直木賞、芥川賞両方に
ノミネートされる作品が現れます。

過去に両方ノミネートされた作品は、
柴田錬次郎さんの「デスマスク」、
川上荘平さんの「氷の壁」などです。

しかし、
「どちらかの賞で受賞が
 決まった作品は選考対象外となる」
という賞のシステム上

W受賞をすることはありません。

おすすめの直木賞、芥川賞作品を紹介!

二つの賞について
分かってきたと思います。

分かってきたところで、
受賞作にどんな作品があるのか
気になっている人も多いのではないでしょうか!

完全に私チョイスですが、
おすすめの作品をご紹介しようと思います。

夏真っ盛りということで、
熱中症になって溶けちゃいそうな
日には涼しい部屋で、
読書を楽しむのも良いものですよ!

おすすめの直木賞作品5選!!

1、「GO」金城一紀 受賞:2000年

在日韓国人の男子高校生と、
日本人の女子高生との恋愛を
描いた青春恋愛小説です。

メインテーマとして日本における
人種差別、偏見を描いていて、
爽やかな恋愛物語の中に紛れ込む、
重たく鋭い問題が強く印象に残ります。

テンポ感がよいので、普段あまり
読書をしない人でも気軽に読めますよ!

2、「空中ブランコ」奥田英郎 受賞:2004年

伊良部総合神経病院を舞台に、
副理事長の伊良部一郎のと彼の元に訪れる
患者の交流について描かれています。

伊良部先生の治療は破天荒で
効果があるとは思えないものですが、
患者に真摯に向き合っているのが魅力的です。

なかなか治らない患者が
精神的に追い詰められていく様子が、
鬼気迫るものを感じさせながらも
コミカルでクスッと笑ってしまいます。

伊良部先生のセリフも
笑ってしまうようなものが多いので、
気分が落ち込んでいるときの
お薬代わりに読んでみてはいかがでしょう。

3、「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん 受賞:2006年

俳優の瑛太さんと
松田龍平さんのW主演で映画化されました!

便利屋を営む男性と、彼のもとに現れた
中学校時代の同級生の男性が、彼らの元に
舞い込む様々な依頼を解決していきます。

男性らだけでなく、彼らを取り巻く
人間模様にも注目です。

笑いあり感動ありで、
正にエンタメ!!

といった感じの
読みやすい作品となっています。

4、「蜜蜂と遠雷」恩田陸 受賞:2009年

この作品は、2009年の直木賞と同時に
本屋大賞も受賞したことで話題になりました!

4人の若いピアニストたちが、
国際ピアノコンクールに挑む中で、

葛藤や苦悩を感じながらも
互いに成長していく姿を描いています。

この作品のテーマは
「才能とは何か」です。

何かに熱中している人は、読んでみたら、
自分が打ち込んでいるものに対して、
さらに熱い気持ちになれるかもしれません。

5、「何者」朝井リョウ 受賞:2012年

朝井リョウさんは、この作品で
最年少直木賞受賞者となりました。

就活を前にした5人の
大学生の人間模様を描いた作品です。

就活を通して彼らは、
今まで見えなかった自分自身を見つけ直し、
自分が「何者」か知ることになります。

物語の構成が巧みで、読んでいてやられた!
という気分にさせられて、

読んできて飽きが来ません!

大学生の皆さん、就活の前に読んでみては?

おすすめの芥川賞作品5選!!

1、「蛇にピアス」金原ひとみ 受賞:2003年

吉高由里子さんが主演で映画化されています。

生きる目的もなくふらふらしていたルイは、
ある日渋谷のクラブでスプリット・タンを施し
派手な刺青を入れた青年アマと出会います。

アマの影響で身体改造に
興味が湧いてきたルイは
自身もスプリット・タンと
刺青を施し始めたのでした。

ルイは、次第に痛みによって
感じる生に惹かれていくのでした。

小説も素晴らしいですが、
映画の評価がとても高いですね。

吉高さんがまぁかわいい。
映画と小説、両方見ることをおすすめします!

2、「穴」小山田浩子 受賞:2013年

主人公は無職のアラサー主婦で、
夫の転勤に伴い彼の実家に引っ越しました。

その時仕事を辞めてしまい、
毎日時にすることもなく暇に過ごしています。

一緒に住んでいるお姑さんは、
未だに働いていますが、
無職の主人公にきつく当たることはありません。

大変感じの良い女性なのですが、
それがむしろ主人公に罪悪感を与えるのでした。

そんな彼女はある日、
謎の動物が掘った穴に落ちてしまいます。

それが切っ掛けで不思議な出来事が
彼女の身の回りに起き始めます。

世にも奇妙な物語のような、
“怖い”とはいかないまでも
そこはかとなく不安になるような
薄気味悪い雰囲気が感じられる作品です。

3、「春の庭」柴崎友香 受賞:2014年

主人公の太郎は、
築30年の古いアパートに住んでいます。

その隣には、古いけれど大きくて
立派な水色の洋館が経っており、

ある日太郎は同じアパートに住む女性が、
その洋館に侵入しようとする所を
目撃してしまうのでした。

彼女を制止し動機を聞くと、
彼女は洋館が好きでどうしても
中が見たかったと言います。

それから太郎も、洋館のことが
次第に気になってくるのでした。

淡々と日常を語る感じの作品で、
物語に大きな波はありません。

心理描写もさっぱりとしており、
むしろ登場人物の人となりが
頭に入りやすいです。

全体的にふんわりした
陽だまりの中にいるような
雰囲気のある作品となっています!

のんびりしたいときにおすすめ!

4、「コンビニ人間」村田沙耶香 受賞:2016年

主人公の古倉は30代を半ばにしても、
コンビニでアルバイトをしています。

大学時代から続いているこのバイトは、
古倉にとってとても特別なものでした。

生来彼女は変わり者で、コンビニでのバイトで、
社会で生きるための身の振り方を学んだのです。

そんな彼女の生活にも変化が訪れようとしていました。

この作品は、2016年7月に初版が刊行されその後、
8月の時点で30万部、11月に50万部、

2年後の2018年には100万部を
売り上げるベストセラーとなりました。

普通って何だろう、
と悩んだ時に読んでみて下さい。

5.「むらさきのスカートの女」今村夏子 受賞:2019年

主人公のわたしは、
街で見かけるむらさきのスカートの
女のことがとても気になっています。

どうしても彼女と友達になりたい、
と思い求職中の彼女が
自分の職場に来るように仕向け、
ついに同じ職場で働くことになりました。

それでもなかなか、わたしは
彼女に近づくことが出来ず、
ただ彼女のことを眺めているのでした。

一回目に読んだときは、
なんだか変な人の話だったなぁと
主人公に対して滑稽な印象を
持っていましたが、

よく考えて読み直すと
なんだかとても不気味な感じがしてきます。

だって、ただ友達になりたい、
それだけのために行うことが
ストーカーじみているんですよ!

また、2回目、3回目と読んでいくごとに、
主人公が行っていることのおかしさ、
周囲の雰囲気との違和感に気づくのです。

特に、主人公の不気味さは
周回を増すごとに強烈になっていきます。

これだけ引きずり込まれる雰囲気を
演出できるのは、すごい!!!としか言えません。

これ以上話すと、うっかり
ネタバレしそうなのでこれくらいにしますが、
人間って自分が思っているほど、
自分はまともではないんだなぁと考えさせられます。

自分が分からなくなった時に、
読んでみてはいかがでしょうか。

個人的におすすめ!山本周五郎賞作品!

直木賞、芥川賞以外にも、現在
日本には沢山の文学賞が存在します。

日本の文学賞のベースになったのが、
直木賞と芥川賞の2つの賞ということを考えると、
この賞たちは日本の文学界に
与えた影響の大きさに驚くばかりです。

沢山の優れた作品が世に出て、
多くの素晴らしい作家が世に誕生しました。

しかし、多くの良い作品に対して評価されるのが
直木賞と芥川賞だけでは足りませんよね。

そこで、時代が進むにつれ数多くの、
様々な選考基準の賞が誕生したのです。

その中でも、個人的に好きなのが
「山本周五郎賞」作品です!

この賞は直木賞よりもっと
大衆文学の選考に力を入れていて、

推理、青春、時代、恋愛、ファンタジーなどなど
山本周五郎賞をとる作品は直木賞より
ジャンルが多く読みやすいものが多くなっています。

読書好きじゃなくても読みやすく、
楽しみやすい作品が多いので、

普段は読書しないけど
たまには読んでみようかなという人、
気軽に読書を楽しみたい人に

超おすすめです!

1、「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 受賞:2008年

首相暗殺犯に仕立て上げられた
男性の2日間にわたる逃亡劇です。

主人公の青柳は元宅配業者の
ごく普通の男性でしたが、

ある日突然首相暗殺の濡れ衣を着せられ、
全国に指名手配されてしまうようになります。

しかし、彼の過去の友人たちが
彼の逃亡に手を貸すのでした。

主人公が、今までの繋がりや
絆によって助けられることから、
人間にとって最大の武器は信頼である、

と作者伊坂さんが
考えていたのではないかと思います。

伊坂さんの特徴は緻密な物語構成と、
巧みな伏線回収術です。

ゴールデンスランバーは
伊坂さんの作品の中で、

最も伏線回収と物語構成が
優れているということで
高く評価されています。

伊坂さんの作品は
どれも一気に読めてしまう、
没入感の強い作品が多いです。

夏休みのお供にいかがでしょうか。

2、「ユートピア」湊かなえ 受賞:2016年

足の不自由な小学生の女の子のために、
母親たちは募金団体を立ち上げました。

最初はうまくいっていた活動も、
次第にずれが生まれ
募金団体のメンバーの間に
不穏な空気が流れるようになります。

そしてついにある事件が起こるのでした。

イヤーなミステリーを書いたら
日本一!と言っても過言ではない
湊かなえさんの作品です。

案の定、物語はユートピアなんて
もんじゃない様相を呈していました。

人間のドロドロした心理を
描き出すのがとてもうまく、
読んでいてだんだんしかめっ面になってきます。

湊さんは普段専業主婦をされているそうで、
お子さんもいらっしゃるのだとか。

普段の湊さんと作品とのギャップを考えると、
つくづく凄い作家さんだと思います。

3、「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

舞台は京都、同じ大学の後輩である
“黒髪の乙女”に恋をする私(先輩)は、
彼女と恋仲になるため、
とても遠回りで綿密な作戦を実行します。

しかし、鈍感すぎる彼女と、黒髪の乙女と
私の前に現れるおかしな人々に翻弄され、
私はなかなか彼女に近づくことが出来ないのでした。

私と黒髪の乙女の1年間は
どんなものになるのでしょう。

この作品は今回紹介した
作品の中で一番おすすめで、
わたしが心から好んでいる作品です。

マジで面白い!!!

ジャンルは恋愛ファンタジーになるのですが、
恋愛特有の鼻につく甘ったるさが全くない!!

甘い雰囲気になりかけても、
不器用すぎる私(先輩)と
鈍感すぎる黒髪の乙女によって
甘さが抜けて爽やかな感じになるのがまた良き。

主人公以外のキャラクターも
個性豊かで、愛すべき人々ばかりです。

天狗を自称する樋口さんに、
底なしの酒豪である羽貫さん、
謎の高利貸し李白翁などなど、
そんな人がいたら会ってみたいし、

一緒にお酒飲みたい!!

森見さんが描く人物は
誰もが魅力に溢れているのです。

また、京都が舞台ということで、
下鴨神社や先斗町、哲学の道など
有名な場所が多く登場するので、
読んでいると京都まで

聖地巡礼したくなってきます。

本の装丁が擦り切れるぐらい
読み込んでいる作品ですが、
不思議と全然飽きないんですよね。

何年たっても
大好きな作品なのだろうと思います。

皆さんにもぜひ読んでいただきたいです!!
ほんとにおすすめ!!

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