こんにちは、ロジャーです。
今回は、秋葉原でピカマイという
地下アイドルの公演&オフ会に参加したので
その時の体験を
レポートしていきたいと思います。
- 地下アイドルって何してんの?
- オフ会ってどんなことしてんの?
ここら辺が気になってる方には
かなり読み応えのある内容ですね。
ちなみに、
俺はアイドルオタクではありません。
なので、アイドルのライブも
行ったことないし、知識ゼロです。
アイドルといえばAKB?
乃木坂?ももクロ?そんなレベルです。
ですが、
俺はビジネスオタクです。
アイドルのビジネスモデルは
まじでオモロイなーって思います。
元々は、大手自動車メーカーで
平凡な会社員をしていたんですが
世界を旅しながら自動で
月収200万円稼ぎ出す起業家に
出会ったことをきっかけに、
自分も副業でビジネスを始め、
たった6ヶ月で120万円稼ぐようになり、
今では会社を離れ、起業して
自分のビジネスに没頭しております。
平凡な会社員だった俺が
こんな風に起業した話はこちらに↓
まあ要するに、商売が好きなんですよ。
だから、世の中のものは
何もかもビジネス的視点で見ちゃう
脳みそになっちゃってるわけです。
もちろん、
アイドルも例外ではありません。
というかアイドルという
ビジネスモデルは非常に面白いです。
女の子の成長過程をコンテンツとして売ってる
って時点で、冷静に考えれば画期的ですよ。
歌にしろ、ダンスにしろ、芝居にしろ、
普通であれば、プロとしての質を求められる。
そこの逆を行ってるんですよね、アイドルって。
で、街を歩いてたら、
たまたまアイドルに声かけられて
人生で初めて秋葉原で
アイドルイベントに参加してみたら
意外と面白かったので、その日のことを
体験談としてお話ししていきます。
アイドルの聖地、秋葉原に降り立つ。
今回、お話ししていくのは
起業家仲間たちと
六本木で飲み明かした次の日のこと。
学生時代は、
理系だったということもあって
研究で使うための
電子回路部品を買いに
(秋月電子とか懐かしい)、
よく秋葉原を訪れていたが、
ここ最近は行く機会は全くなかった。
そんな俺が、
秋葉原に向かった目的としては、
別に買い物したかったわけではない。
学生時代の俺とは違って、
ビジネス的視点を持った今の自分が
秋葉原という
独自文化が発展した街に繰り出したら、
どんなことを考えるのか?
何を感じるのか?
アキバ文化から何か学べることはないか?
そんな好奇心が湧いてきたので、
ビジネス視点を通して、
改めて秋葉原を見に行く
というのが今回の目的だ。
ビラ配りの金髪アイドル。
お昼頃、秋葉原に到着。
ちょうど日曜日ということもあり、
アキバの色々なとこで
オタク系のイベントをやっているのか、
イベントの開場を
待つ行列を至る所で見かけた。
で、何か面白いものは
ないかなーとウロウロしていたら
普通の格好をした、
ビラを配る金髪女子がいた。
ん?メイドカフェのキャッチでもないな。
なんだろ?と思い
さりげなく前を通り過ぎて、
ビラを受け取ると、
金髪女子
「やったあああー!」
声がデケエ。びっくりした。
てかビラ受け取っただけで、
どんだけ喜んでんだよ(笑)と思いつつも、
そんなツッコミも入れる間もなく、
金髪女子が続けて喋り出す。
金髪女子
「ありがとうございます!!!
あの!!この後!!
15時から公演やるので、
ぜひ来てください!!!」
と、超ハイテンションで絡んで来た。
ずっとクソデカイ声で
話しかけてきて、ちょっと面白い。
ビラをみると、ど
うやら劇場でお芝居をやるらしい。
もらったビラがこれ↓

15時からの公演に来てくれと言われたので、
全然行く気はなかったけど
俺「あーオッケー。行くよ、行く行くー」
と、とりあえず
超テキトーな返事をしてみた(笑)
すると、
金髪女子
「ねー!何それ!軽い!!!
絶対来ないじゃん!笑
せめてツイッターの
フォローお願いします!!!」
と大声でイジられたので、
ツイッターをフォローをしてあげた。
とりあえずツイッターをフォローしたので、
声デカ金髪女子の元を去る。
そして、ちょうど昼13時くらいで
腹が減ったのもあり、すた丼で昼食をとる。
その間に、さっきの
ビラの女子をネットで調査してみると、
どうやら全然
売れていないアイドルグループっぽい。
アイドルのコンセプトは
「女優アイドル」だそうだ。
アイドルらしいライブ活動もしつつ、
自分たちの持つ劇場で舞台?
劇?のようなお芝居をやっているらしい。
さっきビラを渡された時に言っていた
15時からの公演というのも、
音楽ライブではなく
芝居の公演をやるのだそうだ。
そして、改めて受け取ったビラを見ると
「ご新規様は公演後のオフ会無料!」
と書いてあった。

アイドルのオフ会か…!!
まったくの未知の世界…!!!
オフ会に参加すれば、
地下アイドルビジネスの勉強にもなるし、
何か学べることがあるだろう。
そんな期待もあって、地下アイドルの
舞台公演とオフ会に参加を決意。
迫力の公演
その後、アイドルの公演を見に行くために
開演の15時ちょい前に再度、
金髪アイドルがいた場所に行くと
またもや、デケー声で話しかけられた。
金髪アイドル
「あ!さっきめっちゃ軽い返事した人!!
お願い!もう公演、始まるからきて!!」
言われなくても行くわ。
アイドルビジネス調査させてもらうよ。
とは思ったが、あえて渋ってみた。
断った時のアイドルの反応が
気になってしまった。
(金髪アイドルよ、すまん)
俺「えーもう買い物も終わって
帰ろうかなーって感じなんだけど〜」
と、わざとらしく渋る俺。
すると、金髪アイドルは
「お願い!お願い!!お願い!!!
一生のお願いーーーーっ!!!」
相変わらずコイツ、声がでかい。
そしてテンションがクッソ高くて面白い。
渋ってみてよかった。
俺「こんなとこで一生のお願い使うの?笑
んーまあいいよ。行くわー」
金髪「え!?ほんとに!? いいの!?
やったああああああー!!!」
こっちがびっくりするほどの喜び様。
そのまま金髪アイドルに
引き連れられ、劇場まで案内される。
金髪アイドル
「じゃあ中に入って少し待ってて!
あと10分くらいで始まるから!!」
というわけで受付を済ませて、劇場に到着すると、
入り口では、他のアイドルメンバーたちが
笑顔でお出迎えしてくれた。
が、ぶっちゃけあんま可愛くない。
普通に街ですれ違っても、別に
なんとも思わないだろうなーという印象。
可愛かったらハマる気持ちもわかるんだけどなー
というのがこの時の俺の本音だ。
で、15時になり、ついに舞台が始まると
よくわからんアイドルたちが、
ゾロゾロと登場してきた。
んーーー。
やっぱあんま可愛くない。
そしてアイドルらしい、
イタイ自己紹介が始まる。
正直、何言ってるか、
イマイチわからんかった。
そんな自己紹介中、後ろの席から
「〇〇ちゃーーーーん!!!!!!!」と
叫び声が聞こえてきた。
うわあ、これがモノホンのドルオタ…!!
オタクの一体感、すげえ。
そんなオタクたちの勢いにビビる。
アイドルの世界に入り込めていない俺は、
その勢いにちょっと引いてしまった。
そして舞台が始まる。
学芸会のような
棒読み劇を見せられるのかと思いきや、
アイドルたちは、
想像以上にしっかりと女優をしていた。
さすが「女優アイドル」を
掲げているだけはある。
相当、稽古したんだろうな〜
という感じも伝わってきたし、
アイドルたちは
みんな腹から声出して迫力があった。
劇場が、すごく小さなスペースだからこそ
アイドルたちとの距離がめちゃくちゃ近くて、
ちょっとした表情の変化や
アイドルたちの緊張感も伝わってきて、
段々と彼女たちの芝居の世界に魅入られていく。
そして、ある変化に気がつく。
あれ?なんか、
みんな可愛くね?
最初アイドルメンバーを見ても、
まったく何にも思わなかったのに、
何故か不思議と
アイドルたちが可愛く見えてきた…!!
芝居を必死で
頑張っている彼女たちの姿を見ると、
段々とお兄ちゃんの様な気分になってきて、
頑張れ〜頑張れ〜って思い始めちゃう(笑)
そんな風に思い始めてからは、
普通にアイドルたちの全力の芝居を楽しんだ。
すごいわ、アイドルビジネス。
こうやって必死に頑張る姿を見せて、
お兄ちゃん心をくすぐってくる。
全然、売れてない。
でも必死に上を目指して努力している。
そんな「発展途上の魅力」が、
地下アイドルにはあると勉強になった。
で、公演の最後は
2曲ほど彼女たちの歌が披露された。
これもまた衝撃。
タイガー!!ファイヤー!!!
なんたら!!!かんたら!!!
と叫び倒すオタクたち。
とにかく、勢いが凄い。
真っ暗な会場では、
スポットライトを浴びるアイドルたちと
オタクがブンブンと
振りかざすペンライトが輝いていた。
オタクたちの熱気によって、
小さな劇場の空気は、真冬なのに、
真夏の様な暑さまでヒートアップ…!!!
ジーッと静かに見守っていた俺ですら、
普通に暑かったわ(笑)
そして、オフ会。金髪アイドルと写真撮影。
で、公演が終わり、
そのままオフ会に突入。
オタクの熱気で、
依然として会場はとんでもなく暑い。
オフ会が始まると、
ご新規さん紹介コーナーという
謎の晒し上げが始まった。
ええ…そういうのいいよ…やめちくり〜
と、知らんぷりをかまそうと思ったが
ビラを配っていた金髪アイドルに
強制連行させられる俺(笑)
そして、地下アイドルオタクたちの前で、
自己紹介をさせられる。
その後、アイドルたちとの写真撮影が開始。
これもまたご新規さん優遇ということで、
金髪アイドルが俺のところに来た。
金髪アイドル
「お兄さん、今日はありがと!!写真とろ!!」
俺「ほーい」
というわけで、撮った写真はこんな感じ。

写真撮影後も、
しばらく金髪アイドルと雑談。
雑談の中で、
しっかり次の公演の案内もしてくる。
うん。楽しませつつ、
次に繋げる素晴らしい接客だ。
他にも、俺がご新規様ということもあり、
金髪以外のアイドルメンバーからも
挨拶をされたり、公演の感想を
ヒヤリングしにくるメンバーもいた。
お客さんの声を聞いて、
次回作にフィードバックしてるのか。
なかなか、
ちゃんとビジネスしてんなーと思った。
その後は、
ひたすら他のオタクを観察。
客数が少ないということもあり、
AKBの数秒握手とは違い
普通にアイドルと
おしゃべりできる感じなので、
正直、キャバクラよりも
地下アイドルの方がコスパ良いと思う。
まあセクシーさはないけど。笑
雑談を楽しむオタク以外にも
課金して、アイドルを自分のカメラで
撮影するオタクもいたり、CDを買う人もいた。
さらに、ガチ勢要素としては
会場に行くと、スタンプカードが配られて、
公演に参加しまくると
ファンクラブに入れるという仕組みもあった。
地下アイドルビジネスを分析する。
ビジネス的観点から見ると、
新規向けにも、ガチ勢向けにも
それぞれサービスが用意されていて
地下アイドルにも関わらず、
想像以上にちゃんとビジネスしていました。
ただ、このアイドルグループ、
ビジネス的に分析すれば、
圧倒的に「集客」が弱い。
冷静に考えて、ビラ配りとか
超効率悪いですからね。
一方、彼女たちのツイッターや
YouTubeを見てみると、
更新頻度も低く、宣伝ばかりで
全然面白くないんですよ。
やろうと思えば、
もっと面白いものできるはずなのに。
先程、言ったように
地下アイドル特有の「発展途上の魅力」を
もっともっとネットの力を使って
拡散すれば良いのに
ユーチューブに上がっている動画は
既存ファンにしかわからない動画ばかり。
メンバーの個性が伝わるような
動画とか作りまくって
まずは彼女たちのファンを作ることを
優先すべきなのに、秋葉原でビラ配ってる。
どう考えても、
秋葉原で道ゆく人にビラ配るより、
ネットの力を使った方が圧倒的に
宣伝効果デカイのに、ちょーもったいない。
この事例から学べるのは、
ビジネスは掛け算だということ。
いくら彼女たちが100点満点の
パフォーマンスが出来たとしても
集客が弱ければ、売り上げは上がらない。
集客2% × パフォーマンス100点
=売り上げ2点 というわけだ。
だったら、
パフォーマンス60点でもいいから
集客に力を入れようよって話。
これを考えると、
AKBはマジでうまーーくやってた。
握手会はまあ、もちろんなんだけど
AKB全盛期には、
AKB関連のyoutube動画が
めちゃくちゃ溢れかえってたよね。
公式の動画もあれば、
勝手にTV番組をアップロードしちゃってる
動画もたっっっっっっくさんあった。
これって、要はお客さんが、
勝手にAKBを宣伝してくれるわけだ。
最初は握手会で少数のファンを作って
そのファンたちが広告として働いてくれる。
それがどんどん加速して
ついには社会現象に。
今では、乃木坂や欅坂、日向坂などの
坂道系のアイドルグループが強いけど、
これもまた同じように、
youtubeには坂道系のアイドル動画が
溢れかえっていて、
お客さんが自ら、アイドルたちの魅力を
拡散しまくってる。
マジで集客としては最強だよね。
コストゼロだし。
とまあ、努力の方向を賢くやれば
エグい社会現象が平気で起こってしまう。
やっぱりどんなビジネスにおいても、
こういう知識や思考が大事だなーと
改めて思わされましたね。
これは、ネットで
儲かる通販サイトを作る感覚と同じっすね。
ただサイトの場合は、アイドルと違って
リアル世界でサービスする必要がないから
一度、サイトを作っちゃえば
勝手に儲かるのが大きな違いかな。
うまくビジネスの掛け算を意識して
サイトを作ると、
知らん間に儲かると言う現象が起きる↓
そこらへんの構造については
こちらにまとめてあります↓
↑これ一度でも読んじゃったら、
今後、ネットサーフィンするときに
見える世界が変わると思う。笑
アイドルもちゃんとビジネスやってて、それなのに無名なのは、集客の方法をミスってるから。
集客の方法はほんとに大事で、いくら中身が良くても見てもらうところまで、見てもらう人がいないとビジネスは成り立たないなと思いました