こんにちは、ロジャーです。
俺は、7つの習慣という本が好きで
本当にこの本には感謝しています。
元々、大手自動車メーカーで
会社員をしていたんですが
上司との人間関係や、職場環境、
仕事のストレスなどでうつ病になったとき、
この本と出会って、目から鱗の内容ばかりで
衝撃的だったことを覚えています。
そして、この7つの習慣に書かれたことを
意識して実践することで
現在は起業してPC1台で
時間的にも金銭的にも身体的にも
自由な生活を送ることが出来ています。
7つの習慣ってなんぞ?
という方はこの記事で解説しているので是非。
すぐ読み終わります。
で、さっそく本題ですが
7つの習慣には
「原則」や「パラダイムシフト」
なんていう言葉が頻繁に登場します。
7つの習慣というビジネス書は
非常に情報量の多いので、1回読んだだけでは
イマイチ内容もよくわからん!ってのが
正直なところだと思います。
俺も初めて7つの習慣を読んだときは
えっ?どういうこと?
って思う内容ばっかでした。
ですが、7つの習慣において
この「原則」や「パラダイム」は
非常に重要なキーワードになっています。
書籍の中でも、
第1章に登場してくるくらいですからね!
必ず理解しておくべき、
7つの習慣の軸となるところです。
なので、今回は
「原則」と「パラダイム」を中心に
7つの習慣を幾度となく読み、関連本も読み漁った、
7つの習慣オタクの俺が解説していきたいと思います。
パラダイムとは何か?
パラダイム(英語では、paradigm)とは
簡単に言えば、物事の見方です。
モノの見方であり、
考え方を支配する認識の枠組みです。
私たちは、誰もが皆
パラダイムというメガネををかけて生きているんです。
例えば、遊園地にいって
キャー!!と叫びながら
ジェットコースターに乗っている人たちを見て
「えぇ…怖そう…」と思う人もいれば
「うわ〜楽しそう!!」と思う人もいるのです。
ここで問題になってくるのは
この物事の捉え方(=パラダイム)という概念を知らずにいると
人間は自分のパラダイムでしか考えることが出来ないということです。
他人のパラダイムを
意識していない人がほとんどですし
他人のパラダイムを意識するのは
簡単なことではありません。
自分はしっかりと物事を客観視できている。
と思い込んでいる人も多いですが、
それは自分自身の経験や、考えに基づいた
自分自身の条件で物事を考えている場合が
ほとんどなのです。
要するに
自分のパラダイムで世界を見ている
ということになります。
他人のパラダイムを意識していない具体例
この人それぞれ、パラダイムに違いがある
ということを具体例と共に見ていきます。
起業する前の私、ロジャーは元々、
大手自動車メーカーで勤務していたのですが
その会社員時代にこんなことがありました。
ある日、俺は
職場の上司に書類作成を依頼されました。
上司は
「この書類、簡単だし、すぐ出来ると思うから
サクッと作って、関係部署に配っといて」
と言われたものの、
俺はその書類を作成する目的も、
作り方もイマイチわかっていなかったので
書類作成ですごく時間がかかっていましました。
で、苦戦しながらも先輩に教わりながら
完成した書類を上司に見せると、
「遅い。どんだけ時間かかってんの?
こんなの俺なら10分もかからないよ。
しかもこの内容じゃダメ。」
と怒られたことがあります。
でも俺は
(いやいやいや。
初めてやる仕事にそんなキレんなよ…
てか急いでるなら俺に頼むなよ…)
と心の中で、イライラしたことがあります。
この時の上司の俺への怒りは、
依頼した書類作成=簡単な仕事
という上司自身のパラダイムによって
生み出されたものですし、
俺の心の中のイライラは
依頼された書類作成=時間がかかる仕事
という俺自身のパラダイムによって
生じたものだと考えることが出来ます。
この時、もしも俺が
上司のパラダイムを意識していれば
ちょっと初めてやる書類の作成なので
時間かかってしまいそうですが…
と相談出来ていただろうし、
無駄な説教タイムで時間を
浪費する必要もなかったのかもしれません。
あるいは、上司も
「初めてやる仕事だから時間がかかる」
という俺のパラダイムを
きちんと想定していれば、そもそも俺に
書類作成を依頼しなかったかもしれません。
この事例からわかるように
パラダイムの概念を知っているかどうかで
その後の結果が大きく変わるということが
わかるかと思います。
パラダイムシフトの具体例
前述したパラダイム(物事の捉え方)は
シフト(転換)することもあります。
これをパラダイムシフトと言って、
7つの習慣には度々、登場するワードです。
では、パラダイムシフトってなんなの?
という話ですが、これもまた
具体例とともに解説していきます。
例えば、
昔は地球が
この宇宙の中心だと考えられていました。
しかし天文学者のコペルニクスは
地球が中心にあるのではなく、
太陽が中心にあると主張したのです。
それまでは地球が
宇宙の中心だと考えていた人々のパラダイムが
コペルニクスの太陽中心説(地動説)によってシフトしたのです。
今でこそ地球は太陽系の惑星の一つで、
地球は太陽の周りをグルグルと公転し、
なおかつ地球自体も、
自転していることは常識ですが
昔は全く信じられていませんでした。
この物事の捉え方の転換を
パラダイムシフトと読んでいます。
もっとわかりやすい例を出しましょう。
例えば、
あなたは明日、
友達と遊びにいく約束をしています。
ですが、その友達から突然、
「ごめん、
明日遊べなくなった。」
と連絡を受けます。
どう思いますか?
は?ドタキャンかよ…
と怒る人もいるかもしれませんね。
ですが、続けてその友人から
「昨日から体調が悪くて、
熱も39℃あるんだ…
ごめんね」
と連絡が来たらどうですか?
さっきまで怒っていた人も
熱があるということを知ったら
自分が怒ってしまったことを後悔すると思います。
これもまたパラダイムシフトですね。
相手への見方が180ど転換されました。
ドタキャンするむかつく奴だ!!!
という捉え方から
高熱が出ていて遊ぶどころじゃない。
遊ぶのなんて今度でいいよ。
安静にしてて!
と、心配する考え方になるかと思います。
(これもまた、俺自身の
病人に対するパラダイムですが…)
こんな風に、一つ情報が加わっただけで
怒りの感情は心配へと変わったのです。
これがパラダイムシフトですが
7つの習慣は「原則」を中心に
パラダイムを持つことを推奨しています。
では、次項で
「原則」とは何なのか?についてお話します。
原則とは何か?
原則という言葉の意味としては
根本的な決まりごとです。
7つの習慣では、
この原則こそ人間の行動の指針である
と述べられています。
では、原則って
具体的にはどんなものがあるのか?
7つの習慣では以下の原則が挙げられています。
- 公正
- 誠実
- 正直
- 人間の尊厳
- 奉仕
- 貢献
- 本質
- 美徳
- 可能性
- 成長
- 忍耐
- 養育
- 励まし
例えば、この中の「誠実」は
信頼関係を築くための原則です。
誠実さがなければ
誰かと協力関係を結ぶことはできませんし
信頼を得ることもできません。
これは個人によって
変わることのない原則です。
例えば、
アメリカ人と信頼関係を
築くには誠実さが必要だけど
日本人と信頼関係を築くには
誠実さはいらなーい!
なんてことはありえませんよね。
そうです、不変だからこそ、
「誠実さ」が原則だということです。
他にも
「成長」という原則も同様に考えられます。
俺は成長する可能性があるけど
お前は成長なんかしねーよ!!
なんてことはありえません。
誰もが成長する可能性を秘めています。
年齢も性別も人種も経験も関係なく
誰もが成長する可能性を持っている。
これもまた不変の原則ですね。
7つの習慣では、この原則を中心とした
パラダイム(物事の見方)が必要と言っているんですね。
原則中心に据え、インサイドアウト
7つの習慣において、こんな一節があります。
「7つの習慣」とは、この新しいレベルの思考である。
原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイド・アウト(内から外へ)の
アプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考である。引用:完訳 7つの習慣 人格主義の回復,p43
ここで出てくる「インサイドアウト」も
7つの習慣の基軸となる思考です。
インサイドアウトは、俺の中では
こんな風に理解しています。
インサイドアウトとは、
まずは自分が変われ。
自分が変わらないと、他人を変えることはできない。
これを恋愛を例にとってお話しましょう。
例えば
「ねぇねぇ! 私の好き? ねぇ好き?」
こんな風に毎日しつこく彼氏に
聞いてくる女性がいたとします。
ですが、彼氏としては
こんなベッタリな彼女が鬱陶しくて仕方ない。
彼氏としては、
「なんどもしつこく聞いてくんなよ!」
と言いたくなってしまいますね。
こんなヘビーな彼女に
インサイドアウトの思考を取り入れると、
彼氏に愛し続けていて欲しいのであれば
相手に愛情を貪欲に求め続けるのではなく、
愛されるだけの誠実な行動をとり、
愛され続けるだけのコミュニケーションをとるべき
ということになります。
相手に求めるのではなく、自分から変わる。
これがインサイドアウトですね。
ダメリーマンだった俺も、インサイドアウトしました。
ここまでの内容をまとめると、
- パラダイムとは、物事の捉え方。
- 原則とは、人間にとって不変の決まりごと。
- インサイドアウトとは、
自分が変わらなければ、他人を変えることは出来ない。
ということになります。
俺自身も7つの習慣という本に出会ってからは
特にインサイドアウトを強く意識しています。
俺は大学院を卒業後、
大手自動車メーカーで自動車の開発をやっていました。
自動車の開発と聞くと
もしかしたらなんだか凄そうに聞こえるかもしれませんが、
俺はとにかく、ダメな社員でした。
全然、仕事も出来ないし
任された仕事も納期に間に合わなかったり
会社に行くのが嫌で仮病つかってサボったり…
とにかくダメリーマンだっだんです。
そのくせ、文句だけは一丁前でした。
「上司うぜ〜」
「会社、つまんねー」
「仕事だりぃ〜」
これが口癖です。
まあ確かに、今思い出してみても
上司がうざかったのは変わらないんですが
俺が明確に間違っていたと思うことは
文句だけは一丁前に言うくせに
自分は何も変わろうとしてなかったことです。
仕事が嫌なのに、転職活動をするわけでもなく、
かと言って、仕事を頑張るわけでもなく…
そんな状況で
このインサイドアウトという思考を知ったことで
俺の人生は大きく変わりました。
ダメリーマンだった俺も、
環境や人間関係に文句を言うのではなく
(外へのアプローチ)
「自分を変える」ために行動し始めたんです…
(内へのアプローチ)
ダメリーマンだった元うつ病人のロジャーが
インサイドアウト(内から外へ)で
人生を激変させた話は下記のリンクから読めます。
かなり好評な記事なのでぜひ読んでいってください↓
パラダイム、モノの捉え方を自分の中のものでしかないものを
他人に押し付けるのはめっちゃよくあることだと思います。
自分の捉え方を他人に強要するのは良くないですよね。